つなぐ看護をみなさまとともに
2023年度長野県看護協会定時総会(令和5年6月17日)において、会長に就任致しました松本清美です。これまで長野県看護協会が築いてきた様々な事業・取り組みを引き継ぎ、会員の皆さまと共に長野県看護協会の活動を推進し、発展させていく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
まずは、5類に移行はしましたが、医療現場では今なお、新型コロナウイルス感染症への対応が続いております。長期にわたり新型コロナウイルス感染症に対峙し、医療、地域、福祉の現場の最前線で使命感を持ち、県民のいのち、暮らしを支えている看護職の皆様に改めて敬意を表します。
長野県看護協会は、「健康長寿世界一の信州を目指して~いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護~」をテーマとして、2025年に向けての長野県看護協会将来ビジョンを掲げ推進してきました。あらゆる場で活躍する看護職の連携推進に取り組み、住み慣れた地域での在宅医療を最後まで支えるために、生涯にわたり生活と保健・医療・福祉をつなぐ看護を強化してまいりました。
これからは2025年さらには、2040年の生産年齢人口の減少時代を見据え、高度急性期から在宅医療・介護をつなぐ医療提供体制の構築、全ての人々が住み慣れた地域で自分らしく暮らせるよう、看護職一人ひとりが、それぞれの立場で専門性を発揮できるよう人材育成と質の向上に努めてまいります。
また、地域や領域における医療や看護人材等の偏在に対し、就業支援や多様な働き方、労働環境の改善に取り組むなど看護専門職としての力を更に発揮できるよう支援して参ります。
今後も看護職能団体として日本看護協会との連携のもと、保健師、助産師、看護師及び准看護師が、専門性を高め看護の質向上を図るとともに、生涯を通じて働き続けられる環境づくりを推進し、看護領域の開発・展開を図ります。それとともに健康で幸福でありたいと願う県民のニーズに応え、県民の健康と福祉の向上に寄与して参ります。会員の皆様のご意見を伺いながら展開して参りますので、どうぞ、ご協力よろしくお願いいたします。
公益社団法人長野県看護協会
会長 松本清美