12月4日、信州大学医学部附属病院で、第22回思春期ネットが開催されました。思春期ネットは、長野県内で小児期や思春期の子どもたちの健康を守り体と心の健やかな成長を支援する目的で、性教育に携わる産科医師、助産師、保健師、小・中・高等学校の養護教諭等から構成され、年2回、性教育に関する実践報告会や講演会を開催しています。今回は、思春期ネット会長の植田啓先生(産科医師)から最新情報として、「ダウン症のあるくらし」の冊子や「虐待の淵を生き抜いて」の本の紹介がありました。講演は、「不妊症から考える思春期における性の健康教育」と長野県委託事業の「ライフデザインセミナー」について、不妊専門相談員(北原・山﨑)が報告しました。
出席した高校の養護教諭は、『保育の授業で、助産師にライフデザインセミナーを、続いて2人目を妊娠中のお母さんに子育ての素晴らしさや大変さを語ってもらい将来をイメージする機会となり、大変好評であった』や佐久医療センターの助産師は、『今後、学校での出前(性教育)を担当するので参考にしたい』や助産師になる予定の信州大学医学部保健学科の学生は、『自分たちも性教育をやっているが他も知り学びたい』等の感想がありました。